MW200SCは、マグネトロン式では扱いにくい小電力域や狭帯域のマイクロ波出力で実験や研究を行いたいとのご要望に従い、開発、製品化した半導体式のマイクロ波発生装置です。半導体方式はマグネトロン式に比べて、大電力化を行うには価格面や効率面での課題もありますが、本製品の~50W出力の範囲であれば、マイクロ波出力の低出力域の制御や周波数安定性、更には狭帯域化といったマグネトロン式の弱点を広く補う特徴、優位性を備えた製品となっています。

用途
- 有機合成
- マイクロ波プラズマ
- 水中プラズマ
- マイクロ波送電
- 医療機器

特徴
- 半導体方式
- 小型・軽量
- 高精度なパワーコントロール
- 狭帯域なマイクロ波出力
- 同軸ケーブル出力(N型)
- 周波数:2.45GHz
- 出力電力:~50W
マイクロ波出力のスペアナ波形

CENTER:2.4635GHz、SPAN:20MHz

CENTER:2.449GHz、SPAN:50kHz
電源装置の主仕様
仕様/型式 | 半導体式マイクロ波発生装置 | |
---|---|---|
TE-MW200SC | ||
入力 | 電圧 | AC100V±10% |
電流 | 4A以下 | |
相数 | 単相 | |
周波数 | 50/60Hz | |
端子 | 3Pインレット | |
出力 | 発振方式 | 半導体方式 |
周波数 | 2450MHz±25MHz | |
電力 | ~50W | |
インピーダンス | 50Ω | |
コネクタ | N-J | |
機能 | 主電源 | パネルスイッチによる主回路ON/OFF |
出力ON/OFF | パネルスイッチによる出力ON/OFF | |
電力可変 | 10回転式ポテンショによる電力可変 | |
表示器 | 主電源ランプ、出力ONランプ、ALMランプ 進行波・反射波のデジタル表示 |
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保護 | 温度異常、反射電力異常時には出力電力低減 異常時はアラーム点灯 |
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安全 | インターロック端子、非常停止スイッチ、高圧端子カバー | |
温・湿度条件 | 0~40℃ 0~80%RH(結露無きこと) | |
冷却方式 | ファンによる強制空冷 | |
寸法 重量 |
幅:W | 430mm(パネル面等の突起部含まず) |
奥行き:D | 450mm(パネル面等の突起部含まず) | |
高さ:H | 99mm(パネル面等の突起部含まず) | |
重量 | 12kg以下 | |
注記事項 | 本製品は、製品性能の改善・改良に伴う仕様変更、改定の場合もあります。 最新の製品情報につきましては、都度のお問合せでご確認ください。 |